バンコクでは、車で10分の距離が渋滞で45分かかることも珍しくありません。そんなときに頼れるのがMRT(地下鉄)です。主要エリアを効率よく移動でき、観光にも日常の足にもとても便利です。
ただし、MRTには地元で当たり前とされる利用マナーがあります。ここを押さえるだけで、移動がぐっとスムーズになり、周囲にも気持ちよく受け入れられます。
まずは「降りる人が先」

電車が到着したら、ドアの正面に立たず、左右に分かれて待ちましょう。先に車内の人が降りてから乗るのが基本です。
観光客どうしで入口をふさいでしまう場面がよくありますが、グループで移動中でもいったん脇に寄るのが正解です。混雑が強い便は無理に乗らず、次の電車を待つほうが快適です。
座席マナーは「共有スペース」の意識で

優先席は必要な人へ
優先席は高齢者、妊娠中の方、障害のある方、そして僧侶など、配慮が必要な方のための席です。空いていても、必要な方が来たらすぐ譲れるようにしておきましょう。
足を座席に乗せない
タイでは足は不浄とされる考え方があり、座席に足を乗せる行為は強いマナー違反です。混雑時に荷物で席をふさぐのも避けましょう。
車内は静かに
通話・動画・音楽の音量に注意
大きな声での通話は好まれません。電話が必要な場合は短く、小声で。動画や音楽のスピーカー再生はNGです。イヤホン利用時も、音漏れしない音量を心がけましょう。
車内・有料エリアは飲食禁止
MRTは飲食ルールが明確で、水やコーヒー、軽食、ガムも対象です。改札を入る前に済ませるのが安心です。持ち込みが見つかると、駅スタッフから注意されることがあります。
セキュリティチェックは全員対象

すべての駅で手荷物検査と金属探知機があります。小さなバッグでも検査対象です。列の先頭に来る前に荷物を準備しておくと、流れを止めずに通過できます。
改札前でもたつかない
Rabbitカード(非接触IC)を使う場合は、改札に着く前に手元へ。紙チケットの場合も、購入・挿入・回収をスムーズに行うと後ろの人を待たせません。
ラッシュ時間帯の立ち回り
混雑ピーク
平日の7:00〜9:00、17:00〜19:00は特に混みます。可能ならこの時間帯を外すと、移動の負担がかなり減ります。
エスカレーターの基本

バンコクでは「右に立つ、左を空ける」が一般的です。複数人で横並びにならず、1列で立つのが無難です。
少しの配慮で、MRT移動は驚くほど快適になります。地元の流れに合わせて行動すれば、観光中のストレスを減らし、バンコクの街をより気持ちよく楽しめます。