MestoGo
RM15対RM180: 私が実際に使ってきたKLIA第1・第2ターミナル行きMRTルート完全ガイド
travel

RM15対RM180: 私が実際に使ってきたKLIA第1・第2ターミナル行きMRTルート完全ガイド

STLRAxis Team

KLIAまで行く本当のコスト

クアラルンプールに引っ越したばかりのころ、早朝便の日に配車アプリを開くたび、KLIAまでRM120〜180と表示されてため息が出ていました。節約しながら旅を続けたい身としては、この空港移動費がじわじわ旅費を削っていきます。定番の案内は「KL SentralからKLIA Ekspresに乗ればいい」というものですが、それでも片道RM55〜65。しかも、郊外の住まいからKL Sentralへ出るまでに、結局また別の移動費がかかります。

でも、多くの観光ガイドがはっきり書かない現実があります。MRTをうまく使えば、KLIAまで合計RM15以下で行けます。 ただし、路線図を見ただけでは分かりにくい乗り換え順を理解しておく必要があります。私はこのルートを、午前3時台に家を出る日も、国際線サイズのスーツケースを持つ日も、時間に余裕がない日も、何度も使ってきました。その中で、KLIA1にもKLIA2にも対応できる、実戦向きの空港アクセス術が固まりました。

これは「公共交通でも行けますよ」という一般論ではありません。午前5時台の便にどう向き合うか、ラッシュ時に荷物をどうさばくか、ターミナル別に最後をどう詰めるかまで含めた、私自身が何度も使ってきた具体的なルートです。順番に整理していきます。

KLIAアクセスを実際に使った旅行者の体験動画

MRTとKLIAの接続をどう理解するか

最初にはっきりさせておきたいのは、MRTそのものがKLIAまで直通しているわけではない、という点です。クアラルンプールのMRTは市内や近郊の主要エリアを結んでいますが、KLIAは市内から約57km離れていて、主な鉄道アクセスはKL Sentral発のKLIA Ekspres / KLIA Transit、または空港バスです。

それでも、MRTは重要な乗換駅と交差しているので、予算重視のルートは十分成立します。ポイントは、どのMRT路線がどの乗換駅につながっているのか、そしてどの地点でKLIA Transitに切り替えるのがいちばん効率的かを知っておくことです。

主な乗り換えパターンは3つ

KL市内のどこから出発するかによって、現実的なルートは大きく3つに分かれます。

ルート1: MRTプトラジャヤ線 → Salak Tinggi → KLIA Transit
向いている出発地: Kajang、Serdang、Putrajaya、KL南部
所要時間: 70〜85分
総額: RM13〜15

ルート2: MRTカジャン線 → Bandar Tasik Selatan → KLIA Transit
向いている出発地: Cheras、Ampang、KL東部
所要時間: 75〜90分
総額: RM12〜14

ルート3: MRTカジャン線 → MRTプトラジャヤ線 → Sungai Buloh → KTM → Salak Tinggi
向いている出発地: Bandar Utama、Mont Kiara、KL北西部
所要時間: 85〜100分
総額: RM14〜16

実際には、ルート1と2でほとんどのケースをカバーできます。まずはこの2つを中心に見ていき、最後に少し複雑なルート3も補足します。

ルート1: 南側からつなぐ方法(MRTプトラジャヤ線)

KLCC、Bukit Bintang、またはプトラジャヤ線沿線から出発するなら、私がもっとも使いやすいと感じるのがこのルートです。

ステップ1: MRTプトラジャヤ線でKwasa Damansaraへ

最寄りのプトラジャヤ線の駅から乗り、終点側のKwasa Damansaraまで向かいます。所要時間の目安は次のとおりです。

駅ホームで列車を待つ乗客たち

  • KLCCから: 40〜45分
  • Bukit Bintangから: 38〜42分
  • TRXから: 35〜40分

実用メモ: MyRapid アプリで到着時刻を確認しておくとかなり楽です。ピーク時の7:00〜9:00、17:00〜19:00は3〜4分間隔、オフピークは6〜8分間隔が目安です。

ステップ2: Kwasa DamansaraでKTMに乗り換える

ここが、多くの旅行者がいちばん迷いやすいポイントです。Kwasa Damansara駅はKTM KomuterのSeremban Lineと接続しています。流れは次のとおりです。

  1. MRTホームを出て、KTM Komuter の案内表示に従う
  2. KTMの切符を買うか、Touch ‘n Goカードを使う(RM2〜4程度)
  3. Seremban方面のKTMに乗る

時間面の注意: KTM Seremban Lineは、オフピークだと15〜20分間隔、ピーク時でも10〜15分間隔です。1本逃すと20分近く待つこともあるので、時刻は KMTL アプリで見ておくと安心です。

ステップ3: KTMでSalak Tinggiへ

Kwasa DamansaraからSalak Tinggiまでは、おおむね25〜30分です。ここがKLIA Transitへ乗り継ぐ重要駅になります。

なぜSalak Tinggiなのか: KLIA Transitの沿線上にあり、KL SentralとKLIA2の間で、MRT利用者がもっとも現実的に乗り換えやすい駅だからです。

ステップ4: KLIA TransitでKLIA1またはKLIA2へ

Salak Tinggiでは、KLIA Transit に乗り換えます。ここで気をつけたいのは、KLIA Ekspres ではなく Transit を選ぶことです。Ekspresはこの駅に停まりません。

所要時間は次のとおりです。

KLIA2へ: Salak Tinggiから約8分
KLIA1へ: Salak Tinggiから約12分(KLIA2での乗り換え、または接続移動あり)

KLIA Transitは、オフピークで15分間隔、ピーク時で10〜12分間隔が目安です。日によって最終便時刻は前後しますが、大まかな目安は次のとおりです。

  • KLIA2行き最終: 毎日23:45ごろ
  • KLIA1行き最終: 毎日23:35ごろ(KLIA2側から)

合計時間のイメージ: MRT 40分 + 乗換5分 + KTM 30分 + 乗換5分 + KLIA Transit 8〜12分 = 合計88〜92分ほどです。

ルート2: 東側からつなぐ方法(MRTカジャン線)

Cheras、Ampang、またはカジャン線沿線に滞在しているなら、こちらのほうが分かりやすく、実際にも使いやすいルートです。

ステップ1: MRTカジャン線でBandar Tasik Selatan(BTS)へ

最寄りのカジャン線の駅からBandar Tasik Selatanまで向かいます。所要時間の目安は次のとおりです。

  • Cherasから: 15〜20分
  • Ampangから: 25〜30分
  • Puchongから: 20〜25分

重要ポイント: Bandar Tasik Selatanは、MRT、KTM、そしてKLIA方面へ向かうERLが集まる大型ハブです。

ステップ2: BTSでKLIA Transitへ乗り換える

Kwasa Damansara経由と違って、BTSではKLIA Transitへ直接つながっています。駅内の高架通路を進み、ERL KLIA Transit の案内に従えば大丈夫です。

乗り換え手順:

  1. MRTホームを出る
  2. 接続通路を3〜5分歩いてERLエリアへ移動
  3. ERLのチケットを購入する(KLIA2までRM11、KLIA1までRM12)か、Touch ‘n Goを使う
  4. 途中駅に停まる KLIA Transit に乗る

ステップ3: KLIA Transitで空港へ直行

BTSからの所要時間は次のとおりです。

  • KLIA2まで: 33分
  • KLIA1まで: 38分(先にKLIA2へ停車)

私がこのルートを好む理由: 乗り換えが1回で済み、KTMの遅延を気にしなくてよく、列車頻度も15分前後で安定しています。しかも通路がほぼ屋根付きなので、スコールの日でも動きやすいのが大きいです。

合計時間のイメージ: MRT 20分 + 連絡通路7分 + KLIA Transit 33〜38分 = 合計60〜65分ほどです。

ルート3: 北側からの複雑ルート

Bandar Utama、Mont Kiara、またはプトラジャヤ線北側から出る場合は、この多乗り換えルートが現実的になることがあります。

全体の流れ

  1. MRTプトラジャヤ線でSungai Bulohへ
  2. KTM Seremban Lineへ乗り換える(Port Klang方面ホーム)
  3. KTMでSalak Tinggiへ向かう(45〜50分)
  4. Salak TinggiでKLIA Transitへ乗り換える
  5. KLIA TransitでKLIA1またはKLIA2へ

総所要時間: MRT 15〜20分 + KTMへの乗換10分 + KTM 50分 + ERLへの乗換5分 + ERL 8〜12分 = 合計88〜97分ほどです。

このルートが成立する理由: Sungai BulohはMRTプトラジャヤ線とKTM網の主要接続点で、そこからSalak Tinggiを経由してKLIA Transitへつなげられるからです。

注意点: 乗り換えがもっとも多く、遅延の影響も受けやすいルートです。ルート1や2に無理なく出られるなら、そちらを優先したほうが無難です。

近代的な建築が目立つKLIAターミナル外観

KLIA1とKLIA2で何が違うのか

初めて使う人が見落としやすいのですが、KLIA1とKLIA2は約3km離れた別ターミナルで、最後の動き方が少し変わります。

KLIA2へ行く場合

KLIA Transitで直接着けるか: はい。どのルートでもKLIA2の地下1階にある交通ハブへそのまま到着します。

ERL駅からチェックインまでの徒歩: 通常の荷物量なら7〜10分程度です。Departure Hall や利用航空会社の案内表示に従えば迷いにくいです。

構内の印象: KLIA2は動線が比較的分かりやすく、ERL駅から出発フロアへエスカレーターや動く歩道でつながっています。

KLIA1へ行く場合

ここが少しややこしい点: KLIA Transitで着いたあと、そのまま最終チェックイン位置まで一直線という感覚ではありません。実際には次の2つの選択肢があります。

選択肢A: KLIA2でKLIA Ekspresへ乗り換える(おすすめ)

  • KLIA TransitでKLIA2まで行く
  • 同じフロアのPlatform 2からKLIA Ekspresへ乗り換える
  • KLIA1まで約3分
  • 乗り換え込みで5〜8分程度

選択肢B: KLIA2からシャトルバス

  • KLIA TransitでKLIA2まで行く
  • Level 1のTransportation Hubで KLIA1-KLIA2 Shuttle Bus の案内に従う
  • 無料シャトルは5:00〜1:00ごろ、約20分間隔
  • ターミナル間の移動は10〜15分程度

私のおすすめ: KLIA Ekspresへの短距離乗り換えです。バス待ちがなく、所要3分で済み、荷物が多い日も動きやすいです。RM3〜4ほど追加でかかっても、時間が気になる日は十分その価値があります。

実際の時間感覚が分かる3つのシナリオ

シナリオ1: KLIA2発6:00の国際線

出発地: Bukit Bintang、3:30出発
想定ルート: プトラジャヤ線 → Kwasa Damansara → KTM → Salak Tinggi → KLIA Transit
問題点: 早朝は列車の始発自体が6:00前後なので、このルートでは間に合いません。

代替案1: Grab / タクシーでKL Sentralまで行く(RM30〜40、約20分)→ KLIA Ekspres(RM55、28分)
合計: RM85〜95、約50分

代替案2: 深夜帯の空港バスを使う
料金: RM10〜15程度
所要: 60〜75分前後
出発地や便はアプリで要確認

結論: 7:00前の便では、節約重視の公共交通ルートは現実的ではありません。航空券を選ぶ時点で、移動費と移動可能時間も一緒に考えておく必要があります。

シナリオ2: KLIA1発14:00の国際線

出発地: Cheras、11:00出発
ルート: カジャン線 → BTS → KLIA Transit → KLIA Ekspres乗り換え → KLIA1

実際の流れ:

  • 11:05 MRTでCherasを出発
  • 11:25 BTS着、ERLへ乗り換え(通路7分)
  • 11:35 KLIA Transit乗車
  • 12:10 KLIA2着、Ekspresへ乗り換え(5分)
  • 12:18 KLIA1着
  • 12:30 チェックインカウンター到着

余裕時間: 出発2時間前到着を想定しても、90分ほど余裕があり、比較的安心して動けるスケジュールです。

クアラルンプール鉄道網を理解するための参考動画

シナリオ3: ラッシュ時に大きな荷物を持って移動する場合

出発地: KLCC、15:00出発
荷物: 預け荷物2個 + 機内持ち込み1個
ルート: プトラジャヤ線 → Kwasa Damansara → KTM → Salak Tinggi → KLIA Transit

実際に起きやすいこと:

  • 15:15〜16:00: MRTが混み始め、立ち乗りで荷物の置き場に悩みやすい
  • 16:10: KTMホームが混雑し、荷物ありでの移動がやや大変
  • 16:45: KLIA Transitは空港方面が比較的落ち着いていることが多い

合計時間: 約95分(オフピークより10分ほど多めに見ておくと安心)

荷物のコツ: ラッシュ時はドア付近の荷物スペースが埋まりやすいので、早めに立ち位置を決め、途中駅で降りる人の動線をふさがないように意識するとかなり楽です。

ルート別の費用感

ルート1(プトラジャヤ線経由)

  • MRT運賃(市内から平均): RM3〜5
  • KTM運賃(Kwasa Damansara → Salak Tinggi): RM4〜6
  • KLIA Transit(Salak Tinggi → KLIA2): RM11
  • KLIA Ekspres(KLIA2 → KLIA1が必要な場合): RM3〜4

合計: KLIA2までRM13〜15、KLIA1までRM16〜19

ルート2(BTS経由)

  • MRT運賃(KL東部から平均): RM2〜4
  • KLIA Transit(BTS → KLIA2): RM11
  • KLIA Ekspres(KLIA2 → KLIA1が必要な場合): RM3〜4

合計: KLIA2までRM12〜15、KLIA1までRM15〜19

ルート3(北側ルート)

  • MRT運賃(北側の駅から): RM2〜4
  • KTM運賃(Sungai Buloh → Salak Tinggi): RM6〜8
  • KLIA Transit: RM11
  • KLIA Ekspres(KLIA1が必要な場合): RM3〜4

合計: KLIA2までRM14〜17、KLIA1までRM17〜21

比較すると:

  • Grab / タクシー: 片道RM120〜180
  • KL SentralからKLIA Ekspres: RM55〜65
    さらにKL Sentralまでの移動費RM10〜25程度が乗ることも多い
  • 市内各地からのバス: RM10〜15、60〜90分
    ただし便数や時間は事前確認が必要

結論: ルートが少し複雑でも、MRTベースの移動は1回あたりRM50〜120ほど節約できることがあり、本当に意味のある節約になります。

荷物と実務面の注意点

荷物ラックと座席が見える列車内の様子

荷物を持って移動するときのポイント

MRTで気をつけたいこと:

  • すべての駅にエレベーターはありますが、ホームの端まで歩くこともあります
  • ラッシュ時は大きな荷物がかなり動きにくいです
  • 混雑時は荷物置きスペースがすぐ埋まります

KTMで気をつけたいこと:

  • MRTより荷物スペースが少ない古い編成があります
  • エレベーターが小さめで、大型荷物が複数あると分けて動く場面もあります
  • ラッシュ時はホーム自体がかなり混みます

ERLのよい点:

  • KLIA Transitはドア付近に荷物ラックがあります
  • 車内が広く、空港利用者向けに作られています
  • 市内路線より混雑が緩いことが多いです

私が意識している流れ:

  1. 出発前に必ず利用ターミナルを確認する
  2. ルート1ならKTMへの乗り換え分として追加10分見ておく
  3. ルート2ならBTSの屋根付き通路がある分、荷物移動がかなり楽
  4. ピーク時間帯(7:00〜9:00、17:00〜19:00)はできるだけ荷物を絞る
  5. 乗り継ぎ待ちが長い日は、空港の荷物預かりを使う選択肢も考える

天気も意外と重要

クアラルンプールはスコールが多いので、天候は軽視できません。ルート2はMRTとERLの移動がほぼ屋根付きですが、ルート1はKwasa DamansaraやSalak Tinggiで屋外寄りの移動が発生します。

雨の日の備え:

  • 出発前に天気アプリを確認する
  • 折りたたみ傘を持つ
  • 強い雨なら乗り換え時間を5〜10分多めに見る
  • モンスーン期(10月〜1月)はルート2のほうが無難

MRTルートを避けたほうがいい場面

節約効果は高いものの、いつでもベストな選択というわけではありません。

7:00前の早朝便

公共交通の始発が6:00前後なので、かなり早い便には対応しづらいです。早朝便を選ぶなら、タクシー代も旅行予算に含めておいたほうが現実的です。

大人数かつ大きな荷物が多いとき

2〜3人以上で大型荷物が複数あると、乗り換え自体がかなり面倒になります。人数で割ると節約幅も小さくなり、ドアツードア移動のほうが納得感が出やすいです。

乗り継ぎ時間がシビアなとき

チェックイン締切や接続便まで余裕がない日は、公共交通の小さな遅延が大きなストレスになります。時間優先なら、直通のKLIA Ekspresや配車のほうが安心です。

移動負荷を減らしたいとき

どの駅もバリアフリーではありますが、荷物を持っての複数回乗り換えは体力を使います。移動そのものを楽にしたい日には、ドアツードアの交通手段が向いています。

あると助かるアプリ

交通アプリの画面を表示したスマートフォン

KLIA移動で役立つ主要アプリ

MyRapid(公式): MRT / LRTのリアルタイム時刻、ルート検索、運行情報が確認できます。出発前に乱れがないか見るのに便利です。

KMTL: KTM Komuterの時刻や遅延確認向け。ルート1と3では特に重要です。

ERL: KLIA Ekspres / Transitの時刻確認用。リアルタイム発車情報や運行乱れの確認に役立ちます。

Touch ‘n Go eWallet: 各交通機関での支払いをまとめやすく、RM50〜100ほど入れておくと乗り換え時に券売機へ並ばずに済みます。

Google Maps: 大まかな導線確認にはかなり使えますが、最適な乗り換え組み合わせまで常に正確とは限りません。最後は公式アプリで確認するのがおすすめです。

運行アラートの見方: 私は出発前に MyRapidKMTLERL を一通り確認します。どこか1区間で遅れるだけでも、空港アクセス全体に影響が出るからです。

環境面で見たメリット

費用だけでなく、環境負荷の面でもMRTベースの移動には意味があります。

CO2排出のざっくり比較:

  • 自家用車 / 配車サービス: 1回あたり約12〜15kg CO2
  • KLIA Ekspres: 1回あたり約2kg CO2
  • MRT + KLIA Transit: 1回あたり約0.8〜1.2kg CO2

つまり、空港移動を公共交通へ切り替えると、プライベート移動よりおよそ85〜90%排出を抑えられる計算です。頻繁に飛ぶ人ほど、この差は積み上がります。

私自身の感覚: 1年分の空港移動をざっくり計算すると、GrabからMRTルートへ切り替えたことで、年間400kg超のCO2削減になりました。木を18〜20本植えるのに近いインパクトです。

よくあるトラブルと対処

ケース1: KTMが止まっている

問題: KTM Seremban Lineは遅延や運休が比較的起きやすいです。

対処: KMTL アプリで確認し、乱れているなら少し遠回りでもルート2へ切り替えるか、KL Sentralまでタクシーで出てKLIA Ekspresを使うほうが安全です。

ケース2: KLIA Transitに乗り遅れた

問題: Salak Tinggiに着いた瞬間、Transitが出発してしまい、次が15分後だった。

対処: 余裕があるなら、そのまま待てば問題ないことが多いです。時間が厳しければ、Salak TinggiからKLIA2まで短距離タクシーを使う選択肢もあります。料金はRM15〜20、所要10〜12分が目安です。

ケース3: 間違えてKLIA Ekspresに乗った

問題: BTSやSalak TinggiでKLIA TransitではなくKLIA Ekspresに乗ってしまった。

対処: どちらも空港方面へ行きますが、Ekspresは途中駅を飛ばすぶん速い代わりに、RM11ではなくRM55かかります。時間は節約できますが、費用は大きく変わります。KLIA1へ向かうなら、むしろEkspresのほうが直通で楽な場合もあります。

ケース4: Touch ‘n Goカードが使えない

問題: 残高不足やカード不良で改札を通れない。

対処: 主要駅には券売機やトップアップ機があります。必要時に備えて、各乗換駅で2〜3分ほど余分に見ておくと焦りにくいです。

結局、MRTでKLIAへ行く価値はあるか

何度も使った今の答えは、「何を優先するか次第」 です。

MRTルートを選ぶとよいのは:

  • 予算重視で、20〜40分ほど余分にかかっても許容できる
  • 7:00前の便ではない
  • 1人旅、または荷物が少ない
  • 環境負荷も意識したい
  • クアラルンプールの鉄道網を実際に使ってみたい

直通移動のほうが向くのは:

  • 便の時間が公共交通の始発・終電と合わない
  • 大きな荷物が多い、またはグループ移動
  • 時間に絶対余裕を持ちたい
  • 体力的に複数回の乗り換えを避けたい
  • 雨や遅延リスクをなるべく減らしたい

私自身の使い分け: 観光や私用で、朝8時以降の便ならMRTルートを選ぶことが多いです。一方、仕事移動や早朝便では、時間の確実性を優先して直行手段にお金を使います。

大事なのは、選択肢を正しく知ったうえで、現実的な時間感覚で動くことです。クアラルンプールの公共交通は少し複雑ですが、準備さえしておけば、高額な空港送迎に代わる、本当に使える選択肢になります。

ホームに戻る